見えない資産

 

時間やお金を主体的に「見えないもの」に使う例として、とてもわかりやすいものがあります。

 

それは、教育です。

 

受験勉強や資格の勉強に時間やお金を投じる事で、学歴や資格、語学などの「スキル」が得られると思います。

 

私達は、小中学校で基礎的な学力を身につけ、更に高校や大学、専門学校などで専門的な分野を学び、社会に出る人がほとんどです。

 

つまり、22歳くらいまでが「学ぶ期間」で、そこから60歳くらいまでが「働く期間」に分かれます。

 

工業化社会だった昭和の時代であれば、この2つは明確に切り分けられました。

 

終身雇用を期待して1つの会社に特化した能力さえ身につければ、60歳の定年まで、安定した生活が送れました、

 

しかし、これからはそうはいきません。

 

令和の時代になり、経団連の中西宏明会長やトヨタ自動車の豊田章男社長など、経済界の重鎮が相次いで終身雇用の見直しについて言及するようになりました。

 

各産業は成長スピードが速くなり、仕事に必要なスキルは日進月歩で変わり続けます。

 

その一方で、人間の寿命は延びていき、人生は100年時代が叫ばれています。

 

「見えない資産」にフォーカスを当てて積極的に投資する事で、社畜人生を脱する事ができます。

 

「ただ毎日働くだけではなく、転職の可能性や企業の道を探ったり、他の業界でも通用するスキルを磨いておく」

 

「健康に気を付けて食事を見直し、運動もして、60歳以上も長く働けるように自己管理をする」

 

「自分の時間で他業界の知り合いや外国人などと交友関係を築き、会社以外の人間関係を構築しておく」

 

このように、投資の概念を自分に取り入れると、人生は大きく変わります。

 

というより、個人が戦略的に生きていかないと、生き残れない時代に突入するのです。

 

個人の「見えない資産」への投資は、一般的に「自己投資」と呼ばれます。

 

自己投資をする事で、リスクの大きい社畜生活から抜け出す事ができるのです。

 

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