私たち人間には、孤独を埋めるために商品やサービスに思わずお金を使ってしまう「弱さ」があります。
浪費的な行動の裏には、人間的な弱さが隠れているのです。
それに打ち勝つためには、「浪費にはリターンが生まれない事」をちゃんと理解し、投資の要素を意識する事が必要なのです。
例えば、なんとなくお金を使ってしまいそうな時、「これは孤独を埋めようとしているだけなのかな」と思い返してみて下さい。
たったそれだけでも、無意識のうちにしていた浪費行動は減ると思います。
それに一時的に孤独が埋められても、欲望と同じで、その効果は長続きしません。
心の隙間を埋め続けなくてはならず、孤独を埋める商品があふれ、ますます人は寂しさを感じる。
そんなスパイラルは、目指すべき社会の方向性として正しいのでしょうか?
真の投資家的な思考では、「未来思考」で「長期的な得」を考えるべきです。
目先の不安を煽って金儲けをする事ではないのです。
とはいえ、人生において、ある程度の浪費は必要です。
24時間365日ずっとエネルギーを投入し続けるのは、現実的に無理ですし、疲れきってしまいます。
ここで大事なのは、「浪費は浪費だ」とわかった上でやる事です。
「月に1度はコンビニで好きなものを買おう」「先月は大きな仕事を終えたから、今週の土日はダラダラ過ごそう」というように、浪費は「得べきな事」であると自覚してみて下さい。
そうする事で、浪費が癖になる事なく、メリハリをつけて投資家的な思考にいつでも戻る事ができます。
貴重な自分のお金や自分の時間、そして自分の人生を知らない間に浪費してしまわないよう、意識して2つの考えを使い分けて下さい。