論理で話す

 

皆さんは「無駄に高いプライド」をちゃんと捨てられていますか?

 

どうすれば捨てられるかというと、なかなか難しい事ではありますが、1つは自分をさらけ出して馬鹿になる事です。

 

「自分はこう扱われる存在であるべき」というハードルを下げ、「自分はこんなもんですから」と、素の自分を出していく事です。

 

もう1つは、少しずつ傷つく事に慣れていく事です。

 

傷つくのが嫌だからとただ逃げていては、むきたてのゆで卵のように、外界からの刺激に弱いままです。

 

だから筋肉を鍛える事と同じく、精神力を鍛えていく事です。

 

体を動かして筋繊維が傷つき、それが修復される時に筋肉が太く強くなると言われていますが、心も傷付いて立ち直る過程でより強くなります。

 

失恋も、その時はあの人がいなければ生きていけないとか、もう死にたいといった気持ちになりますが、時間の経過とともに記憶は薄れ、その苦しみも和らぎ、立ち直っていきます。

 

時間が全てを解決するとはよく言ったもので、どんなに傷ついても、いずれ癒えるのですから、傷ついた事を思いつめない事です。

 

そして、自分の言動には必ず合理的な根拠を持とうとする事です。

 

感情で発言するから、否定されたら人格を否定されたがごとく腹が立ちます。

 

例えば「そんなのおかしい」と感情的になれば、「それはお前の方がおかしいだろ」と否定されたら、むくれるしかなくなります。

 

そうではなく、論理で話す。

 

「それはこういう理由で合理的ではないので、このようにしてはいかがでしょうか。そうすればこのようなメリットがあると思います」と、何を主張する時も常に説得力のある理由を持つ事です。

 

仮に否定されても、否定されたのはその理屈だけなので、自分の心は守られます。

 

自分の心が傷付かないようにするには、人格と言動を明確に区別する事です。

 

それには、感情ではなく論理で考え、論理で話す事が大切なのです。

 

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