「本は読まない。人と自分の経験から学べばいい」
威勢のいい20代の成功者を中心に、こうしたコメントをする人たちが増えてきています。
確かにこれからの時代は、本を読まなくてもいいのかも知れません。
これは本が終わりだという意味ではなく、読書以外にも学べる手段が増えたからです。
例えば検索能力さえあれば、インターネットから本に劣らぬ情報を獲得できます。
あるいは知識人のTwitterやブログを読んでみると、平凡な書籍など比較にならないような知恵が詰まっている事もああります。
そしてまた、本ではなく人間関係や経験からも学ぶ事はできる訳ですが、すぐに会える程度の人や自分の限られた経験からしか学ばなければ、20代の成功は、その後の時代まで長くは続きません。
なぜなら人は、基本的に知的レベルが自分と同じで、経験の内容がほぼ同じという‘‘似た者同士”で集まる傾向があるからです。
成功を継続させたければ、常に成長しなければなりません。
成長しなければ成功は継続しないし、継続しない成功は、成功とは呼べません。
つまり似た者同士の仲良しサークルから飛び出さなければ、成長もできないし成功も継続しないのです。
勘違いしてはいけないのですが、人間関係や経験から学ぶ事は必須です。
ただ、それだけ自分をレベルアップさせる事はとてもできないため、結局、退屈な人生で幕を閉じてしまうのです。
人生をレベルアップさせたければ、あらゆる言い訳を乗り越えて、孤独になる時間を生み出す事です。
そして、お手軽に会えるレベル以上の人物に会い、自分の経験以外からもしっかり学ぶ事です。
本はそれを可能にするツールの1つですし、インターネットやその周辺、人によってはセミナーに参加したりする選択肢もあると思います。
皆さんが本気で人生を変えようと思ったら、自分が現在いる場所で安穏としていては絶対に会えないし経験もできない‘‘格上の対象”に学ぶ事が大切なのです。