水は高いところから低いところに流れます。
自然界の大抵のものは、同じように高いところから低いところへと流れる仕組みになっています。
一方、お金は自然の流れに反しています。
お金は低いところから高いところへと流れていきます。
だから、お金持ちのところにお金はどんどん集まっていくのです。
そして、お金は得てして、上で止まってしまう事が多いのです。
けれど、低いところから吸い上げるばかりでは、低いところのお金は枯渇していきます。
ですから、その事をよく知っている本物のお金持ちは、積極的に寄付したりというように、お金が上から下へと流れるようにしているのです。
お金ばっかり重視しているとどうなるでしょうか?
自然界の流れに逆らっている状態になり、運気の流れも「逆」になってしまいます。
すると、運やツキが落ちたり、健康を害したりするようになるのです。
風呂桶の「アカ」の話を知っていますか?
風呂桶に浮いているアカを無効に遠ざけようとすると、水の対流の動きでかえって自分の手元にきてしまいます。
もし、アカを自分から遠ざけたいと思うのなら、逆にアカを引き寄せるようにすると、アカは流れに乗ってだんだんと離れていきます。
これと同じ事がお金にも言えます。
まず下の人に与えると、上に戻ってくるというわけです。
お金を求めようとし過ぎると、お金ではなく、お金に取り憑かれた人たちを引き寄せ、逆にお金から遠ざけられてしまいます。
川の流れを反対に変えようと思っても無理があると思います。
「お金、お金」と自分の事ばかり考えて集めようとすると、かえってお金は逃げていくだけです。
そうではなくて、誰かにあげたり、誰かのために使ったりすると、お金は自然と自分のもとに寄り集まってくるものなのです。