皆さん人の目は気になりますか?
「人から承認されたい。自分のやっている事が正しいと思いたい」
「人に格好悪い姿はさらしたくない」
「能力がない人とは思われたくない」
このように、自意識に囚われるのが人間というものです。
何をするにしても人の目を気にし過ぎると、随分損する事になります。
フランスの精神分析家であるジャック・ラカンは、「他者からの承認では、人は決して満たされる事がない」という旨を説いています。
本当の満足は、他人からの承認や評価によるものではなく、「自分自身に承認される事」なのです。
人の目ばかり気にしている人は、明確な人生の目的や達成したい事を持っていない事が多く、集団の中でどう見られ、どんなポジションにあるかが気になり、自分を繕う事にむきになります。
自分を繕う事にエネルギーを費やしていると人生の目的に費やすエネルギーが乏しくなる為、あなた向き合うべき目的や達成したい事に集中できません。
つまり、「自分がどう見られているか」「どう思われているか」ばかりにとらわれているという事は、「何1つ一生懸命にやっていない」という事になるのです。
こんな状態では、あなたの本来の力が発揮されるどころか、自分で自分を認められていないので、他人に承認を求め続け、自分を繕う事にエネルギーを費やしていく恐ろしく損なサイクルに陥ってしまうのです。
このようなサイクルから抜け出すために大事な事は、人の目を気にする時間を少なくして、意識を「人生の目的」「達成したい事」にできるだけ集中させる事です。
四六時中、SNSをチェックしている人は、そんな損なサイクルから抜け出すために、スマートフォンやパソコンの電源を落としておく時間をつくるようにして下さい。