自分の考えや発言が変わるのは当たり前の事です。
人は常に成長しています。
発言が変わる事は恥ずべき事でも何でもないのです。
学び、成長し、新たな考えに辿り着く、これほど自然な事があるでしょうか?
「仕事こそ人生」と考えていた人が「プライベートの充足こそが人生を楽しむ鍵」と思うようになるかもしれません。
あるいは、「SNSなんて流行らないよ」と発言していた人が1年後には「SNSこそが次の時代を創る」という事を提唱しているかもしれません。
心理学では「一貫性の原理」とか「認知的不況和」という言葉がありますが、人は過去の自分の考えや発言と現在の行動が一貫していないと居心地の悪さを感じます。
自分の過去の考えや発言が呪いのように今の自分を縛るわけです。
でも、過去の自分の考えや発言にとらわれて新しい一歩が踏み出せず、それでストレスを抱えるほどあほらしい事はありません。
過去の自分の考えや発言を撤回するのは、過去の自分を否定するようで確かにちょっと気が引けるかもしれません。
それに、周りからは「前に言ってたことと違うじゃん」とツッコミが入ると思います。
ですが、そんな批判は的外れなので無視して大丈夫です。
生きて成長していれば考えは変わって当然、とても健全な事なのです。
「色々学び経験した結果、考えが変わりました!過去の自分は未熟でした!」と認めて堂々と新たな発言をすればいいのです。
人生において正解なんてありません。
立場が変われば正解も変わります。
正解なんてない以上私達は今自分がベストだと思っている考えを発言するしかないのです。
ベストは時の流れとともに変わるものなので、撤回して良いのです。