謝るものが苦手な人は「謝罪=負け」だと認識している場合が多いですが、そんな事はないと思います。
謝罪は相手の怒りを速やかに鎮めて問題を解決し、関係を良好に保つための手段の1つだと考えて下さい。
誰かと揉めている時、「どちらが悪いのか」を考えるのはナンセンスです。
あなたの目的が「相手と早急に仲直りする事」であるならば、どちらが悪いかなんてどうでもいいのです。
大事なのは早急に話し合いのできる状態まで持っていく事です。
それには、「早急な謝罪」がもっとも有効です。
そうとわかればさっさとあなたから謝罪をしてしまえばいいのです。
自分が悪くない場合でも問題の責任が自分にあるとは認めずに謝る方法なんていくらでもあります。
問題の原因、追究はとりあえず横に置いておいて、「あなたを怒らせてしまってごめんね」「こんな気分にさせてしまってごめんね」と誤ればいいのです。
どっちが悪いとか関係なしに相手の気分を害したのは事実なのだからそこは素直に謝っても何の問題もありません。
こういうトラブルが起きた時は、トラブルの原因をつくってしまった側の方がプライドが邪魔をして素直に謝れないケースが多いものです。
そんな時に「自分は悪くないから」とあなたまで安いプライドを守ろうとして謝罪しないでいると、問題が長引いて関係が悪化してしまいます。
たいていの場合、揉め事が起きた時に先に謝るのは弱い人間ではなく、むしろ器の大きい強い人間です。
問題が起きた時こそ大人の余裕を見せて下さい。
潔く謝って物事を先に進められる人はかっこいいのです。