あなたは、1日に何回、空を見上げますか?
「考えた事もない」「空を見るのを忘れていた」という人もいるのではないでしょうか?
目の前の事で余裕がなく、せわしない日々を送っている時は、ついそうなってしまうと思います。
でも、そんな時こそ、空を見上げて欲しいのです。
朝、目覚めた時、洗濯物を干す時、家やオフィスから外に出た時、仕事でふと一息ついた時、夕焼けの時、月や星が出ている時・・・。
その度に異なる空があり、季節の移ろいがあり‘‘ちょっとした感動”があります。
大きな感動ではないけれど、単純に「澄み切った空だ」とか「もう入道雲の季節だ」とかです。
すりガラスのような曇り空も、泣いているような雨の空も、それはそれで情緒があり、綺麗な夕焼けや、虹の出ている空を見る事ができた時は得した気分です。
そんな小さな感動の積み重ねは、じんわりと心を満たしてくれるのです。
そして、理屈ではなく、空を眺めていると、ふーっと力が抜けて、悩んでいた事も「ま、いっか」と思えてきます。
せかせかしている時、イライラ、クヨクヨしている時は、大抵、下の方を向いて、心の視野も狭くなっているものです。
身近にある大切な事や、大切な人も、目に入らなくなってしまいがちです。
物理的に視野が広がると、心の視野も広がります。
あらたまって自然に触れる機会がなくても、私達の上には、いつも大きな空があります。
空は世界の果てまで続いていますし、太古昔から変わらないで、どんな人にも等しくそこにあります。
そんな偉大な存在を見上げるだけで、まるで大自然の周波数に心が合ってくるように、穏やかな気持ちになるのではないでしょうか?