直感で選ぶというと、いい加減なようですが、実は1番確実な判断能力です。
メニューを選ぶ時、「あ!これ食べたい」と直感で思った事は、おそらく‘‘心”から食べたかったものだと思います。
「いや、待てよ。おすすめのメニューの方がいいかも」などと時間をかけて選ぼうとすると、自分がどうしたら満足するのかはそっちのけで、「損か得か」「人は何を食べるのか」「何と思われるか」などと‘‘思考”が主張を始めます。
「心(直感)」と「思考」は違う事を考えるから、人は道を間違えてしまうのです。
直感が信じられない人は、ちゃんとした判断材料が欲しいのです。
直感は「ピン!ときた」とか「なんとなくそう感じる」といった理屈では説明できないものなので、それを信じられず、外に外にと答えを求めてしまうのです。
しかしながら、私達が幸せになる選択は、自分の内側にあるのです。
祖先からのDNAや、生まれてから現在に至るまでの経験、幸せだった事、危険だった事など、あらゆるビッグデータから「こっちがいい」と訴えているのです。
覚えていなくても、私達の中には膨大なデータがインプットされています。
ブルース・リーの有名な言葉に「考えるな。感じろ」というものがあります。
彼は心の奥では何をしたらいいのか、分かっていると伝えたかったのかもしれません。
仕事を決める時、家や車を買うなど大きな決断ほど、じっくり慎重に選びたいものですが、最初に「こんなものがいい」と思った事が満足度は高いと聞きます。
ただし、直感は稀に間違えます。
インプットする時に勘違いもあるからです。
まずは日頃の小さな選択を直感でする事を、純粋に楽しんでみて下さい。
直感を大事にする事は、自分の素直な気持ちを大事にする事でもあるのです。