相手を大切にしたい、相手からも大切にされたいと思う時、最も簡単で効果的な方法は、相手の名前を沢山呼ぶ事です。
熟年になっても、お互いを名前で呼び合う夫婦は仲がいいと聞いた事がありますが、これは多くのカップルが納得すると思います。
「おい」「ねぇ」「パパ」「ママ」「お前さぁ」「あなたは・・・」ではなく、「○○さん」「△△ちゃん」などと呼び続けていれば、「自分は特別なんだ」「私じゃないとダメなのね」と自然に認識して、お互いを大切にするというのです。
たしかに、「おい」「ねぇ」では、雑に扱われているようです。
レストランや美容室などでも「いらっしゃいませ、○○様」と名前を呼ばれると、少し特別扱いをしてもらっている気分になり、「また来ようかしら」と思います。
「大勢の中の1人」ではなく、‘‘個人”として尊重されているという感覚になります。
自分の名前というのは、1番特別で、1番心地よく響く言葉です。
そんな‘‘魔法の言葉”であなたの事を読んでくれる相手には、重要感と好感を持って接するようになるのです。
初対面の人、職場の人、家族、友人など、名前を呼ばなくても会話は成立しますが、あえてちょっとした一言に名前を散りばめましょう。
「ねぇ、どう思う?」というより「○○さんは、どう思う?」。
「相談あるんですけど」というより「○○さんに相談したい事があるんです」。
自然に相手の顔を見るようになり、相手もちゃんと答えようとしてくれます。
いつも身近にいる人、親しい人ほど、沢山名前を呼んで下さい。
たったそれだけの事で人は「自分を認めてもらえている」と確認できるのです。