賢い仕事人と、どうでない仕事人の決定的な違いは、「なぜこれをやるのか?」という‘‘目的”を意識しているかではないかと思っています。
例えば、何かのショップで働いていて「商品を並べて」と頼まれたとします。
惜しい人は、言われたとおりに商品を綺麗に並べます。
ですが、悠長に数えながら並べていたり、お客様が商品を取るのを塞いでいたりと、少し的外れな行動をします。
賢い人は、「商品を並べるのは、お客様に見やすくして、買ってもらうため」とまずは‘‘目的”を明確にします。
そして、「そのためには?」と‘‘手段”を考えます。
商品陳列をする時は、お客様に取りやすいように並べ、1番押しの商品を1番前に出したりします。
お客様が来たら、すぐにセールスする側に回ります。
‘‘目的”を意識するかしないかで、行動はまるで変わってきます。
会議をする時、資料をつくる時、イベントをする時、買物をする時など、まず目的を押さえていれば、何が必要な事」で「何が不必要な事」かがわかって行動できます。
余計な事に気を取られず、目的を達成しやすくなるのです。
目的を意識しない人は、「人に言われたから」「皆がそうしているから」「前例がそうだから」「ただ何となく」と思考停止の状態になっているかもしれません。
目的を意識する習慣がある人は、人生においても、漠然とでも「こんな人生を送りたい」という目的を意識しています。
働き方や暮らし方、時間の使い方、つきあう人など、それに合った選択をしているはずです。
目的が見えていない人は、他人に人生のハンドルを預けた状態ではないでしょうか?
目的を持つ事は、主体的に動く事、生きる事でもあるのです。