私達は、できれば失敗をしたくないと思って生きています。
仕事でミスをしたくない、恋愛や結婚で失敗はしたくない、お金で損はしたくない、恥をかくような事も、叩かれるような事もしたくないなどです。
しかしながら、どんなに用意周到に計画しても、慎重に生きていても、誰にでも失敗はあり、どん底につき落とされたような気分を味わう事があります。
そんな時、自分を責めたり人のせいにしたりして、いつまでもクヨクヨ引きずっている人は、失敗したショックで、すっかり自信を無くしてしまうのだと思います。
立ち直りの早い人は、ともかく、できるだけ早く、次の‘‘希望”を見つけて歩き出します。
仕事でミスをしたら「次こそは、絶対に成功してやる!」、失恋したら「次はもっと素敵な人を見つけて、幸せになってやる!」というようにです。
反省はしても、「後悔なんか、するもんか」と思っています。
科学者は何百回も失敗をして、1つの成功に辿り着くと言いますが、‘‘希望”があれば、‘‘失敗”ではなく、そこに辿り着くための‘‘プロセス”になります。
そうして、後になって考えると、失敗は、貴重な財産だと思えてきます。
失敗の素晴らしい点は、狙ってできるものではない事です。
これこそ、‘‘有難い事(起こる事が難しい事)”といえるかもしれません。
誰でも痛い思いはしたくないけれど、痛い思いは成長のためには必要不可欠です。
失敗があるから、強烈な学びも、深い感動もあります。
人生のシナリオを盛り上げるためにも、失敗を「これでいいのだ」と歓迎して進みましょう。