最悪を考える

 

何かしようとした時、基本的には最高にうまくいく事をイメージする一方で、「万が一まかり間違って、最悪な事が起きたら・・・」と、一応、考えおく必要があります。

 

‘‘一応”というところがポイントで、最悪な事ばかり考えていたら、それに引きずられてしまうからです。

 

例えば、万全なプレゼンテーションをしたつもりで、周りの感触も良く、ほぼうまくいきかけていた時に、最後になってひっくり返されるという事あります。

 

一応、「そうなる事もあるかも」と心づもりをしておくと、ショックはやわらぎます。

 

そうならない為の根回しやツメにも気を抜かなくなります。

 

ただ、それ以上に、「一応、最悪な事を考えておく事」が重要なのは、そんな最後のカードを取っておく事で、おもいっきり“挑戦”ができる事です。

 

「こうなった時は、こうすればいい」と考えていれば、恐れる事がなくなります。

 

不思議なもので、‘‘最悪”をちゃんと考えていないと、「失敗するんじゃないか」「うまくいかなかったらどうしよう」と、漠然とした不安に苛まれ、無意識に徐々に失敗していきます。

 

「仕事がなくなった時は、こうしよう」「孤独になった時は、こんな道もある」といった、自分なりの最期のカードを心にもっておけば、やりたい事に挑戦したり、言いたい事を言ったりする事も出来るようになります。

 

追い詰められて、絶望の淵に立たされる事もありません。

 

最悪を想定する習慣は、自分を守りながら、自分の身とを進む習慣でもあるのです。

 

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