「もっと才能が欲しい」という人は沢山います。
しかし、その人に能力がないのかといえば、全くそんな事はなく、単に自分の才能に気付いていないだけの事が多いのです。
二流の人は、他人の才能については羨ましがるのに、自分の才能にはなかなか気付く事がありません。
そして、なぜか自分の欠点ばかりに目を向けてしまうのです。
一流の人は、自分の欠点に目を向けるより、長所を見つけて伸ばします。
不得意な事を人並みのレベルにしようとするのではなく、得意な事を更に伸ばす努力をするのです。
すると、「好きこそ物の上手なれ」の言葉の通り、長所がどんどん伸びて、それだけで生活できるようになります。
この状態になると、不思議な事にそれまで欠点と思っていた事ですら長所に思えてくるようになります。
「自分に足りないもの」ではなく、「自分がすでに持っている才能」に気づき、それを活かしていくと、人生がより面白くなります。
人間の潜在意識は善悪にかかわらず、「ほしいもの」「その時に必要としているもの」に自然と目が行くようになっています。
ですから、愚痴ばかり言っている人は、自分が愚痴を言いたくなるようなネガティブ因子を自ら探していると言えます。
一方、いつも「自分は運がいい」と言っている人は、「ああ、やっぱり自分は運がいいんだ」と思えるポジティブ因子を見つけ出しているわけです。
つまり、「不幸」も「幸せ」も、結局は自分が引き寄せているのです。
あなたが目指すゴールを設定して、それが実現した時のイメージを心に刷り込んでいくと、あなたの「無意識」は、そのゴールにたどり着くために必要なものや手段を自然と探し出します。
心の底から「こうなりたい」と思うだけで、それまで意識する事すらなかった「チャンス」にも気が付く事ができるようになる。
一流の人は、このカラクリを知っているので、「チャンスを見つける事ができる自分」へと意識を持っていけるのです。