聖なる違和感

 

「一流になりたい」と本気で願っている人は、自分よりも格上の人達の中に飛び込んで自分を成長させようとします。

 

一流の人と接する事で、彼らの考え方や行動を観察し、それを真似ながら自分を磨くのが、一流への近道だからです。

 

しかし、一流の人は甘くありませんから、厳しい事を言う事もあります。

 

もちろんそれは、「あなたを成長させたい」という愛情の裏返しなのですが、自分の行いを否定されたように感じれば、どんな人でも落ち込むものです。

 

そんな時、自分の事を常に肯定してくれる人の存在はとても貴重です。

 

実は、一流と呼ばれる人たちも、自分の事を肯定してくれて、落ち込んだ時でも、元気を取り戻させてくれる人を必ず身近に置いています。

 

そういう人に「お前ならできる!」「やっぱり君は天才だね」と言ってもらって、自分のセルフイメージを上げる、つまりいい意味で勘違いさせてもらう事で、落ち込みから脱出しているのです。

 

そして、そういう仲間と常に讃え合い、励まし合いながら、ともに心を磨き続けているのです。

 

「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、同じ考えの人は自然と集まるようになっています。

 

ですから、自分の周りにいる人は、自分自身を映す鏡であると言っても過言ではありません。

 

今の環境に対して、「何かが違う。本当にこのままでいいのかな?」こう感じるようになったら、周りの人ではなく、あなた自身が変わり始めている証拠です。

 

この感覚を「聖なる違和感」と言います。

 

「聖なる違和感」を無視したまま、変化を恐れて今の環境に身を置き続けるのか、それとも勇気を持って、次のステージに進むのか、どちらを選ぶかであなたの人生は大きく変わります。

 

あなたが「今の自分を変えたい」と、心を磨き始めると、必ずそれまで自分や一緒に居た人たちとのズレや摩擦が生じます。

 

しかし、それを恐れていては成長する事はできません。

 

一流の人は、成長の過程で必ず周りの人との衝突や別れと言った‘‘痛み”を味わっています。

 

大切なのは「成長する覚悟」を持つ事なのです。

 

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