皆さんは抵抗が起きた時の対処法をご存知ですか?
まず、面倒くさくなったり、気分が萎えたりする時、ほとんどの人は、「それが自分に向いていない」「才能がないからだ」と勘違いしてしまいます。
しかし、そうではありません。
逆に、「やりたいエネルギーがありすぎる」と理解して下さい。
例えば、好きでも嫌いでもない人に話しかける時、特に緊張はしないはずです。
でも、ひそかに好きだと思っている人の前に出ると、自意識過剰になって、緊張したり、目が泳いだり、どもったりしてしまいます。
それは、そこに過大なエネルギーがいくからです。
好きなってもらいたい、嫌われたくない、変な奴だと思われたらどうしようと思うから、挙動不審になってしまうのです。
才能を見つける度は、ワクワクするのと同時に、ハートブレークの旅でもあります。
自転車に乗れるようになるまでには、その過程で何十回も転ぶ事になります。
練習中は、こけた記憶の方が多いのではないでしょうか?
それと同じように、才能を見つけるプロセスでも、「これか!」という期待と同時に、「また、ダメだった」という失望も同じ数だけやってきます。
「くさい演技しかできない」「うまいコピーが浮かばない」「少しもお客が来ない」など、ため息をつきたくなるような毎日がやってきます。
でも、その中でキラッと光る瞬間もやってきます。
それは、周りからの感謝の声だったり、自分でも「これだ!」という確かな手応えだったりします。
そのプロセスの最中にお勧めなのが、この「ハートブレークを癒やす」という作業です。
子供時代など、過去に起きた悲しい体験を1つ1つ思い出しながら、その時の自分を抱きしめてあげるのです。
今のあなたなら、両親に「お前にはできない」と言われた当時の自分が感じた悔しさ、悲しみはよく分かるはずです。
その時、あなたのハートは、粉々に砕け散ったかもしれません。
認めてもらいたかったがゆえに、思い出せない人もいるかも知れません。
思い出せないとしたら、まだ開けるタイミングではないかもしれません。
無理矢理記憶の扉をこじ開ける必要はありません。
意味があって、まだそう言う事は記憶の底に沈んでいるのだと思います。
でも、いつか必ず、そういった痛みを癒やすタイミングはやってきます。
その時には、悲しみにくれる小さな自分を思いっきり抱きしめてあげて下さい。
きっと、そこから何かが変わるはずです。