皆さんは、(自分以外の)誰かに依存し過ぎていませんか?
他人に依存しやすい人は、いざという時に、自分ひとりでお金を稼ぐ能力と覚悟が伴わない為、稼ぎ続ける事は難しい傾向があります。
よく「○○さんは凄い人だから、自分も一緒にそばにいれば、稼げるようになるかもしれない」と考えている人がいます。
そのような「凄い人」との繋がりばかりを追い求めている人で、成功した例をあまり見た事が無いため、そのような生き方はあまりお勧めしません。
逆に利用されてしまっている人が多いように思います。
確かにコネクションというのは、お金を稼ぐためにも重要なファクターになることがあります。
繋がりが繋がりを呼び、人脈を形成・拡大でき、チャンスを得ることもあると思います。
しかし、コネクションそのものが稼ぎをもたらすわけではありません。
その繋がった先では、自分の価値や魅力が重要になってきます。
自分が相手に何かを提供できる存在になっておかないと、その先は生まれないのです。
人脈形成ばかりに気を取られていると、その本質を見失い、いつしか自分ひとりでは何もできなくなってしまいます。
それが他人に依存している状態です。
他人に依存している状態では、稼げる自分になったとは言い切れません。
やはり、「個」で力をつけて結果を出せてこそ、稼げる人だと言えると思います。
自分だけで稼げるようになると、「稼げる自分」という強い自己定義に繋がり、さらにお金も集まり始めます。
コネクションばかり追い求めている人は、発想を少し変えてみて下さい。
例えば、凄い人と一緒にいる優越感に浸るだけではなく、「○○さんを参考にして、自分も稼げる人間になる」というスタンスに変えていくと良いと思います。
お金を稼ぎたいのであれば、お金を稼いでいる人の真似をして自分を磨くことで、自らの稼ぐスキルを向上させていって下さい。
ただこれは、「メンター主義」になることを意味しているのではありません。
メンターになってくれる相手を探し、すぐ上下関係をつくってしまう人もいますが、それではいつま
で経っても独立心が養われません。
そうではなく、相手の良いところを積極的に盗むぐらいのつもりで、成長意欲を持つス
タンスを忘れないようにして下さい。
よく「会社10社経営している人と知り合いで」とか「メンターの〇〇さんがTVに出ました」などと自慢する人がいますが、その習慣はやめた方がいいと思います。
成功している人たちは、「あなたが何をしてきたのか」を見ています。
繋がりは関係ありません。
しっかりビジネスをしている人は、「他人の価値」ではなく、「自分の価値」をしっかりと話す事ができます。
ブランディングの意味を間違って捉えている人ほど、自分と繋がっている人のスキルや実績を、あたかも自分の実力であるかのように話しています。
ブランディングに過剰になったり、繋がりを自慢したりする人は、まっとうな人々からの信頼を損ねてしまう場合もあります。
誰かに依存するのではなく、自分が何をしたのか、何ができるのかに、よりフォーカスするようにして下さい。
自分が他人に依存し過ぎているかどうかを確かめる方法として、「周りに誰もいなくなったとしても、1人で戦えるのか」と考えてみて下さい。
その答えがイエスであれば、誰にも依存していない「生命力」を身に付けていると言えます。
しかし、もし自分1人では戦えないと思ったのなら、誰かに依存している可能性があります。
1人で戦える自分になる為に、依存する度合いを減らし、自分自身の実力によりフォーカスして下さい。
まずは、「メンター主義」ではなく「自分主義」になる事こそが、稼げる自分を形成する道の最短距離になると思います。