稼ぐ人というのは、他人から与えられた目標を、自分なりの目標に切り替えています。
そうすることによって、自らのモチベーションが下がらないように工夫しています。
言い換えれば、「与えられた仕事」を「自分の仕事」へと変換しているのです。
これは、稼ぐ人になるための必須能力です。
与えられた目標を自分の目標に変えると、「感情」の面においてプラスの効果があります。
具体的には、主体的に設定した目標のため、自らのワクワクや熱意につながるようなポジティブな作用をもたらすのです。
他人から強制された目標だと、ときに不安やストレスなど、ネガティブな感情をもたらす場合があるからです。
また、主体的に目標を設定し直すことで、意識やモチベーションを下げずにゴールへと突き進むことが可能となります。
稼げる人は、目標再設定の習慣で「感情」と「意識の継続性」の2点において、大きなメリットを享受しているといえます。
自分で目標を設定し直せれば、目標が近すぎたり、あるいは遠すぎたりした場合にも柔軟に対応できます。
その都度、最適な目標へと設定し直していけば良いです。
もちろん、他人から与えられた目標が、自分にとって最適なものであるならそのままで全く問題ありません。
例えば上司から「年間100件の契約を取れ」と目標を与えられたとします。
自分の気持ちはあまり乗っていません。
では、どのように自分の目標に変換すると良いでしょうか。
例えば、自分のなかで「最初の2ヶ月は契約ゼロでいい。それよりも、月10人の大口紹介者と親しくなろう」などと変えてみるのも良いです。
自らの意志で主体的に目標を設定したことで、モチベーションも上がってくるはずです。
そのうえで、最終的に「年間100件」という辻褄を合わせていけば良いです。
自分で立てた目標なので、高いモチベーションを維持できるはずです。
加えて、目標に対して責任も持てるようになります。
他人が立てた目標を鵜呑みにするか、それとも積極的にカスタマイズしていくか。
稼ぐ人は、常に後者なのです。