「こうなりたい」という目標(自己目標)を、「こうである」という自己定義に変えていけば、自分自身に対する認識は大きく変わります。
具体的には「目指す自分」から「存在する自分」へと自己変革できるようになります。
しかしここでいう自己定義とは、「自分は素敵」と一瞬思うだけでなく、潜在意識から初めて「自分は素敵」と当たり前に思えている事が重要です。
「素敵な自分」として存在できて初めて「自己定義が確立している」と言えるのです。
そのためには、「本音で思っている自分」を根本から変えていかないといけません。
それは1日や短期では難しい作業だと、まずは認識してください。
そして自己定義を強く脳に刷り込むためには、「言語化」と「体験」が最も効果的です。
脳を騙すためには「言葉の力」を借りることが一番重要です。
それでは早速、自己定義「私は~である(I am)」の言語化習慣を作っていきましょう。
自己定義を作成する際の4つの手順があります。
①自分にとって定義すべき重要な項目を考える
②本能からワクワクする事柄を洗い出して重要な項目を追加する
③それぞれの自己定義を作る
④それを毎日決まった時間に唱えて自己定義を刷り込む
①は、必要不可欠な重要項目を考えていきます。
人それぞれ考え方があるため、自分にとっての重要項目を挙げていきます。
例えば、「人としてどのようにありたいか」「どのような人生を送りたいか」などは必須項目になると思います。
他にも、「お金」「恋愛」「健康」「体型」「スポーツ」など、自分にとって重要な項目を定義しておくと良いです。
②は、自己定義に漏れがないよう、自分のワクワクする項目を見つけていきます。
③について、よく「私は1億円(すでに)持っている」と、過去形や完了形で唱える人がいますが、個人的にはオススメしません。
「自分は1億円持っていない!」と感情の中で少し嘘が混じり、抵抗感が出てしまうからです。
「私は1億円の資産を持つ(に値する)存在である」とあくまでI amの形で定義できれば、嘘もなく自然に受け入れることができます。
ここまでの過程をふまえて、「私は~である(I am)」の形で自己定義を作ってみてください。
自分が最終的にありたいと思う姿をイメージし、定義するのがポイントです。
最後に、自己定義は作って終わりではありません。
④では、「言葉の力」を利用して、潜在意識に刷り込む必要があります。
毎日決まった時間に声に出して唱えるようにしましょう。
習慣化するには、自己定義リストをいつでも見返せるように写真として保存したり、メモとして残しておきましょう。
そして、それを決まった時間、例えば寝る前や起きた直後の寝ぼけた状態(右脳活性化状態)時に刷り込むと潜在意識に働きかけることができるため、非常に効果的です。