「どうしても勉強が継続できない」
「勉強を継続する方法を教えて欲しい」
こんなことを言う人たちがいますが、勉強とは頑張って継続するものではありません。
継続するものではなく、やめられないものなのです。
やめたくてもやめられないのが、勉強なのです。
これは決して、逆説的な表現でもなければ、奇妙な発想でもありません。
実際に勉強をしてみれば分かりますが、勉強はやればやるほどハマります。
勉強が継続できないのは、勉強の楽しさが分かるまでやらないからです。
ゲームと同じで最初はよく分かりませんが、分かってくると徐々に楽しめます。
楽しさが分かるためには、ある程度の時間が必要なのです。
慣れて楽しくなってきた頃にプレイ時間を見ると、とても多くの時間を費やしていたりすることがあります。
しばらくして楽しめるようになると、寝食を忘れて没頭してしまいます。
没頭してしまった時のプレイ時間は異常です。
この時間を勉強に費やせていたら・・・と後悔した経験がある人もいるのではないでしょうか。
しかし、勉強もまさに、ゲームと同じです。
すでに実現しつつありますが、近い将来、ゲームと勉強の境界線が消える日が到来すると思います。
立派な歴史ゲームで戦いながら歴史を学べたり、3Dや4Dを活かしたスポーツゲームをやれば、運動不足も解消されてダイエットも自然に達成できるようになっています。
数学や物理、化学の分野、さらには倫理や哲学の分野においても、今後、卓越したエンターテインメントとしてのゲームが出来上がると思います。
「微分積分ゲームばかりやってないで、さっさと寝なさい!」
お母さんが子どもにこんなセリフを言う日も、近いかもしれません。
「うちの子、まだ小学生なのに量子力学ゲームにハマっちゃって・・・」
お母さん同士の会話が、こんな会話になってしまうかもしれません。
勉強とは、そのくらいハマるものです。
もしみなさんが勉強を継続できないなら、次の2点を疑って下さい。
①その勉強は、本当に自分がやりたいことなのか
②今取り組もうとしている教材は、本当に自分の学力に合っているのか
以上の2点をクリアしていれば、必ず勉強にハマることができます。
そうすれば意識しなくても、やめろと言われても、勝手に継続してしまいます。
「ゲームをして育ってきた」という人が、「ゲームなんてしたことがない」という人に出会うと、間違いなく「ゲームの面白さを知らないなんて、人生損してるよ!」と言ってしまうと思います。
同じように、勉強の面白さを知っている人が、「勉強が継続できない」という人に出会うと、「なぜ?一旦始めるとやめるのが大変なくらいなのに」となるのです。
勉強の面白さを知らずして、深い学びは手に入りません。
やめろと言われてもやりたくなるような仕組みづくりを考えてみて下さい。