皆さんは、お金の不安を減らすために、出ていくお金を減らそうとする考え方をしていませんか?
個人のレベルでは節約、企業のレベルではコストカットです。
ただし、それでは不安はなくなりません。
節約すればするほど、入ってくるお金が減るからです。
例えば、客数が減ったビュッフェが、コストカットのために品数を減らしてクオリティーを下げました。
その店は、いつ行っても同じメニューで、量も減って、料理がなくなっても追加されなくなりました。
今までコンスタントに来ていたお客様も、その店には行かなくなります。
売上げがますます下がって、経営者は更にコストカットをするという負のスパイラルに入るのです。
これは逆です。
節約では、お金は増えないという事を覚えておいて下さい。
節約自体は悪い事ではありません。
大切なのは、収入を得るための勉強にお金をかける事です。
お金をかけて勉強する事でしか、不安はなくならないのです。
本を読むのも勉強です。
お店に行って高いランチを食べる事も勉強です。
そこから何かを学び取ろうとすると、その人の不安はなくなります。
高いランチは、ただ贅沢をしているだけではないのです。
お金の不安は、学生時代の勉強の不安と同じです。
受験生で「不安だ」と言っている人は、勉強していな人だと思います。
「不安で勉強が手に付かない」と言いますが、毎日毎日、勉強しないで過ごしていたら、不安になるのは当たり前だと思います。
仕事においても、「お金の事が不安で仕事が手に付かない」という人を雇う人はいません。
その人は、日々、仕事の能力が身につきません。
勉強も仕事もしていないので、能力がアップしないのだと思います。
受験の不安を乗り越えるには、コツコツ勉強するしかありません。
コツコツ勉強している間は、不安を感じないのです。
脳のスイッチは、「コツコツする」と「不安」のどちらかに入っています。
コツコツしてさえいれば、不安が湧いてくる暇はないのです。
「不安だ」と言っている人に「勉強すればいいのに」というと、「不安で勉強が手に付かない」というのです。
その人は「不安」の方にスイッチが入っています。
脳のスイッチは、「不安50、コツコツ50」という事はありません。
機械のように「不安」と「コツコツ」のどちらかに入るものなのです。