自分を持っている人は、変化しやすくなります。
変化する事で何かを失ってしまうのではないか、という心配がなく、より良い事なら何でもやってみようと思えるからです。
自分を持っている人は強いです。
心に余裕があり、より良い事ならあまり躊躇せずに取り入れる事ができます。
成長力が強いとも言えます。
「自分を持っている」と言い換えると、自分に自信がある、自分の軸が決まっている、価値観などにあまり迷いがない、きっとできると思えている、などです。
そうすれば、ぶれる心配があまりないのでむやみにガードが固くなりません。
自然体で、リラックスして相手や状況に合わせる事ができるようになります。
いちいち勝ち負けとは見えませんし、みだりに戦おうとはしません。
戦う必要がない時には、肩肘張って接したりしません。
リラックスして状況を見定める事ができます。
良ければやればいいし、そうでもなければ、様子を見ていればいい、という余裕の態度を取る事ができるようになります。
そういう人はどんどん変化できる人です。
さっさと動ける人とは、あれこれ悩まず、よさそうならすぐに行動に移せる人です。
世の中には考え過ぎてなかなか動けない人も良くいますが、多くの場合、「考えすぎ」ても、行動の精度が上がるわけではありません。
「動くべきか動くべきかではないか」の判断に際して、早い人が数秒あるいは即断即決、即実行できることに対して、何分も、あるいは何時間も何日も時間をかける人がいます。
これは慎重というより、ただゆったりしているだけとも言える状況で、それで精度が上がるのか、と思います。
慎重な検討が必要な場合ももちろんありますが、大半はもっと簡単に判断がつきます。
そういう場合にさっさと動いた方が次に繋がりやすくなります。
こちらの反応が早いので、先方の反応もつられて早くなり、会議の設定や新サービスの企画が早く進むというのは、よく経験するところです。
なぜ即断即決、即実行で問題ないのか、といえば、散々迷う人も、決してオプションをいつくもあげて徹底的に調べ、少しでも良い案を採るために長時間使っているだけではないからです。
「どっちにしようかな」と迷いに迷うだけで、時間をかけて判断の精度を上げるという事はまずしません。
単に結論を引き延ばしているだけです。
結局どちらかをやめるのであれば、即断即決、即実行でさっさと動いて途中結果を見ながら次に進んだ方が、より良い結果に早く辿り着くのです。