「騙されたと思ってやってみる」事は、かなり抵抗を下げ、ストレスを下げてくれるので、変化を受け入れやすくなります。
「相手の言う事に全然合意できない。でも、試してみるように真剣にってくれる。誠意を感じる。内容には全く賛成できないが、そこまで言うなら相手の顔も立てて、騙されたと思ってやってみよう」というような考え方です。
これは、自分の信条を曲げる事なく、新しいもの、新しいやり方にチャレンジする良い方法だと思います。
誰かが誠意を持って強く熱心に説明してくれているので、やってみるだけです。
相手は考えた上で勧めてくれていますので、第三者から見ると自分にとって決して悪いやり方ではありません。
違和感のない、やってみれば絶対良いのに、と思えるような事です。
1つだけ注意点があるとすると、「騙されたと思ってやってみる」とはいえ、嫌々やるとうまくいくはずのものもうまくいきません。
また中途半端にやってもうまくいきません。
やると決めたからには、割り切ってちゃんとやりきる必要があります。
子供ではないので、やる事にしたものの見るからに嫌々やっていて、誰が見てもうまくいくはずがないような姿勢でお茶を濁したりする事は、潔くなく、格好悪いです。
ちゃんとやってみて、それでも「やっぱり、思っていたように、やるべきではなかった。自分が正しかった」というのであれば、やめればいいのです。
「騙されたと思ってやってみる」時に大事なのは、相手を信用できる事です。
他の件で信用できるからこそ、その人が強く説明し勧めてくれるのであれば、「騙されたと思ってやってみる」事ができると思います。
相手をある程度以上、信用できるからこそ、いったん身を預ける、という感覚でもあるのです。